26.8 C
Tokyo
ホームREPORT【ナイトズーラシアレポ①】...

【ナイトズーラシアレポ①】アムールヒョウとウンピョウの「とっておきタイム」で特別な体験!

2023年8月5日から8月27日まで、「よこはま動物園ズーラシア」(神奈川県横浜市)では開園時間を延長して夜の動物たちの様子を観察できるイベント「ナイトズーラシア」が開催されました。

(園内掲示もナイトバージョン!)

筆者は初日の8月5日に参加。大盛況だったナイトズーラシアのようすについてお届けします。

(キッチンカーなど、ショップも充実。)

 

飼育員のとっておきタイム~ナイトズーラシアver.~

飼育員さんが担当動物のガイドをしてくれるイベント「とっておきタイム」はナイトズーラシアバージョンで開催!

昼間とは違う、夜ならではのお話が聞けるかも!?ということで、筆者は4つのとっておきタイムに参加しました。

▼参加回
16:30  アムールヒョウ
17:00  ウンピョウ
17:30 インドゾウ
18:30  ライオン(アフリカのサバンナ)

(開催場所は動物の各展示場)

この記事では前半として、アムールヒョウとウンピョウのとっておきタイムを紹介します♪

【とっておきタイム】アムールヒョウのダッシュ

まずは「アムールヒョウ」のとっておきタイムから。開始10分前にはすでに大勢の来園者が詰めかけました。

今回展示場にいたのは、オスの「ダッシュ」

とっておきタイムでは、飼育員さんからお肉をもらうダッシュの大迫力な姿を目の前で観察できました。

飼育員さんが来るや否や、展示場を駆け回るダッシュ。何度も高台に登ったり下りたりする様子は、ヒョウの俊敏さを間近で観察できるいい機会でした。

お肉が入ったバケツには「ダッシュ」と書かれたテープが。ダッシュのために用意されたお肉!という感じがしてほっこりします。

ダッシュはこのバケツを見て「ゴロゴロ…」と喉を鳴らしました。お肉が欲しくてたまらないのですね。イエネコの「ゴロゴロ」より、もう少し低くて振動が伝わるような音でした。

ダッシュのお肉ガブリ集!
どんなにお肉が欲しくても、トングから優しくお肉を受け取って食べていました。でも食べる速さは一瞬!

飼育員さんはさまざまな高さからお肉をあげていて、ダッシュの全身の動きを観察できるように工夫されていました。

特に大迫力だったのは正面からの観察!ダッシュは立ち上がると2mくらいありそうで、その大きさに驚きました。猛獣感あふれるするどい爪もキャッチ。

▼飼育員さんのガイドではこんなお話も。
・夜動物の目が光るのは、少ない光でも見えるように「タペタム」という器官がはたらいているため。
・基本的に暑いところに暮らす動物は体が小さく、寒いところに暮らす動物は体が大きくなる(ベルクマンの法則)。アムールヒョウはヒョウの中でも最も寒いところに生息していて、もっとも大きい種。

ダッシュはこんなアムールヒョウ!

ダッシュは2008年11月12日、広島市安佐動物公園生まれ。

(右がダッシュ)

ダッシュはきょうだいの「ピン」「ポン」とともに、三つ子で生まれました。

(ダッシュの特徴、困り顔。)

2011年6月からはずっとズーラシアで暮らしていて、今年で15歳になります。

ちなみにダッシュは2011年7月30日にズーラシアでの公開を迎えたのですが、その日は関東初のアムールヒョウが公開された日となりました。

さらに、その日は2011年の「ナイトズーラシア」の初日でした!なんだか感慨深いですね。

ズーラシアには、ダッシュの大甥にあたる「トライ」もいます。
2頭の見分け方は、体格と、鼻の色と、顔の雰囲気。

トライは37kg、ダッシュは50kgでダッシュのほうが大きいです。飼育員さんなら一発で見抜けますが、私たちは顔の方が見分けやすいかもしれません。

トライは鼻の色が黒色、ダッシュはピンク色です。そして、トライはキリっとキメ顔で、ダッシュは困り顔。

皆さんもズーラシアに行った際は、ダッシュとトライ、どちらが出ているか注目してみてくださいね。

(あれ?もうお肉終わったの?)

 

【とっておきタイム】ウンピョウのブー

次に「ウンピョウ」のとっておきタイム。こちらも大変な賑わいでしたよ。

展示場にいるのは誰かな……おや、全然こちらに来る気配がありません。

飼育員さんがなんとか近くに来てもらおうと、15分くらい格闘していましたが、なかなか難しく…。

そんな気難しそうなこの子の名前は「ブー」(メス)といいます。

お肉を見せても威嚇するような表情で、非常に警戒心が強い個体のようですね。ブーちゃんがこちらに来てくれるまでの間、飼育員さんはウンピョウについてたくさんのことを教えてくれました。

▼飼育員さんのお話
・ウンピョウの顔は個体ごとにかなり違う!(ズーラシアには4頭いる)
・ウンピョウは「体に対する牙の長さ」がネコ科で一番長い
・ウンピョウに会えるのは、現在ズーラシアだけ
・赤ちゃんがとってもかわいい!

(飼育員さんが見せてくれたウンピョウの赤ちゃんの写真)

 

ブーはこんなウンピョウ!

ブーが来てくれたのは、とっておきタイムが終わるころでした。大勢のお客さんに驚いてしまったのか、警戒心を解くことは難しかったようです。

(お肉は数切れ食べていました。)

ブーは シンガポール動物園生まれの11歳。双子のオス「スパイダー」と一緒に、ズーラシアにやってきました。ズーラシアのウンピョウのなかで一番小柄で、尻尾がほっそりしています。

そして、ブーには名前にまつわる面白いエピソードがあります。

~~~~~~~~~~~~~
当時、先方から送られて来たこの個体の愛称欄には「BO」と書かれていたので「ボ???」。

変な名前だなぁ~。と、多くの関係者が感じたのは、言うまでもありませんね(笑)

「ビーオー」と読むのかもしれない!と言う人もいたため、先方に問い合わせたら「O」が抜けて、「BOO」が正しいことが判明した次第です。
~~~~~~~~~~~~~
(引用:よこはま動物園ズーラシア公式ブログ:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/details/step-by-step.php

ブーは「ボ」という名前だと思われていた…!面白いエピソードですね。

そんなブーは警戒心の強い性格から、展示場に出すための馴致を1年以上行えず、しばらくは知る人ぞ知るウンピョウでした。飼育員さんがブーを退屈させないように遊具を与えたり、ブーのペースで少しずつ馴致を行ったり…また、ほかのウンピョウ(アニル・スパイダー)の存在もあり、今では展示場にすっかり慣れています。ブーはシャイなので、シェルターに隠れてしまうことも多いですが…。

2022年には新たなウンピョウ「ステイシー」がアメリカから来園♪ズーラシアのウンピョウたちにはこれからも目が離せません。

次回はインドゾウ&ライオン

https://youtube.com/shorts/UZoTGzdm0uU?feature=share

今回はよこはま動物園ズーラシアの特別イベント「飼育員さんのとっておきタイム ナイトズーラシアバージョン」の前半として、アムールヒョウとウンピョウを紹介しました。

次回はインドゾウとライオンのとっておきタイムを紹介します。夏らしさ&夜らしさたっぷりの内容となっていますので、お楽しみに!

文章・画像/名月子店(めいげつこてん)

LATEST ARTICLES

安佐動物園のゾウ3頭は全員貴重!アフリカゾウのオスの現状と、マルミミゾウの繁殖、かつて日本...

前回の記事では、2属3種のゾウ(亜種含めると6種)の細かな違いについて解説しました。 今回は、その中でアフリカゾウとマルミミゾウを展示している「安佐動物公園」(広島県広島市)のゾウを紹...

【6種のゾウ】日本では全種に会える!見分け方を写真で解説。【アジアゾウ・アフリカゾウ・マル...

皆さんは「ゾウ」というとどんな姿を思い浮かべますか?大きくて、鼻が長くて、牙が生えていて…。 ゾウは大きく分けると3種類、亜種を含めると6種類もの種が存在するんですよ(絶滅した種を除く...

サンシャイン水族館でアオリイカの公開給餌を激写!模様が波打つイカ「コブシメ」も紹介。

サンシャイン水族館(東京都豊島区)ではさまざまなイベントが開催されますが、筆者は2023年6月、「アオリイカ」の公開給餌を目撃しました。 公開給餌が行われたのは、本館1階の「海...

雨の日のサンシャイン水族館。天空を見上げるペリカンとペンギン

今回は、「サンシャイン水族館」(東京都豊島区)でしか見られない生き物の展示方法を紹介します。 中でも屋外エリアの「マリンガーデン 天空の旅」では、まるで空を飛んでいるようなペンギン、高...

【多摩動物公園】インドサイ「ゴポン」とともにつくったトレーニング。その内容や目的に迫る!

今回は「東京都多摩動物公園」(東京都日野市)で行われているインドサイのトレーニングについて紹介します。 「インドサイ」といえば、硬い皮膚が特徴的で、体全体が鎧で覆われているように見える...

Most Popular

- Advertisment -

MAP

EVENT CALENDAR