20.1 C
Tokyo
ホームREPORTのとじま水族館で2匹のジン...

のとじま水族館で2匹のジンベエザメをあらゆる角度からウォッチング!〜世界最大の魚を”上から”見たことはありますか?〜

ジンベエザメは英語で”whale shark”。くじらのように大きいサメという意味。

日本海側でジンベエザメが見られるのはここだけ!のとじま水族館

「のとじま水族館」は,石川県七尾市能登島にある「見て!来て!触れる!」をコンセプトにした水族館です。ジンベエザメなど能登半島近海に生息・回遊してくる魚を中心に,約500種40,000点の海の生きものを飼育,展示しています。 イルカ・アシカショーをはじめ,ペンギンのお散歩,マダイの音と光のファンタジアなどのイベントが多く,時間が経つのも忘れてしまうひと時を過ごせます。エサやり体験やイルカなどの生きものとのふれあいもできる,癒しと参加型の水族館です。
(参考:のとじま水族館公式サイトhttps://www.notoaqua.jp/guide/?id=sec-1

入り口ではジンベエザメのモニュメントがお出迎え♪

のとじま水族館のジンベエザメはここがすごい!

のとじま水族館の魅力は,なんといっても「ジンベエザメ館 青の世界」。水量1,600トンの日本海側最大級の水槽には,世界一大きな魚類,ジンベエザメが展示されています。日本海側でジンベエザメを見ることができる水族館はなんとのとじま水族館だけ!その魅力を存分にお伝えします。
 

チケット売り場から30秒で出会える!

のとじま水族館館内マップ。公式サイトより

「ジンベエザメ館 青の世界」があるのは,券売所を抜けて水族館内に入るとすぐの場所!ジンベエザメは,実際に見るととてつもなく巨大なお魚です。心構えをしていないとあまりの迫力に驚いてしまうでしょう。でも,それもジンベエザメの楽しみ方の一つ…!
 

ジンベエザメを上から見ることができる!

ゆっくりとこちらへ泳いでくるジンベエザメ

ジンベエザメがこちらへ泳いでくる様子を撮影しました。

なんと「ジンベエザメ館 青の世界」で最初に見ることができるのは,ジンベエザメの背中!つまり…「上から見ることができる」んです。真っ青な水中からゆっくりと漂ってきて,目の前を泳いでいきます。上から見ることによってジンベエザメの「長さ」を感じることができます。そして,ガラス1枚を隔てて世界最大のお魚が目の前にいるというスリルやドキドキ感もたっぷり味わえますよ。

ところでみなさんは,ジンベエザメの目を近くで見たことがありますか?ここでは目の色や大きさまではっきりわかるくらい,ジンベエザメが近くに来てくれます。その気になれば,白い斑点の数だって数えることができちゃうかも?

こんなに近くでじっくりと観察できちゃいます!

 

ジンベエザメを360度から観察できる!

さっき私たちがいたのは,水槽の一番上。回廊を降りていくと,青々とした神秘的な海の世界に引き込まれていきます。回廊にはたくさんの窓があり,ジンベエザメたちを見ながら私たちも泳いでいるような気持ちになれますよ。水槽の底部分まで降りると,ジンベエザメのおなかが見えてきます。ジンベエザメは背中とおなかで色も模様も違うので,360度観察するにはぴったりのお魚ですね。

そしてのとじま水族館には,2匹のジンベエザメがいます(迫力2倍!)。それぞれの違いを探してみると面白いかも。

2匹のジンベエザメのウェルカムイベント開催中!詳しくは記事の最後に

また「ジンベエザメ館 青の世界」にはジンベエザメのほかに,能登近海に回遊してくる南方海域に生息する温水系の大型魚類も多く展示されています。シュモクザメなどの,ジンベエザメ以外のサメもいます。大きさや泳ぐ速さなどを比べてみると面白いですよ。お互い喧嘩したり(物理的に)ぶつかったりしないのでしょうか…。

 

ジンベエザメのお土産がかわいい!

のとじま水族館は,お土産コーナーもとっても充実しています。ジンベエザメのぬいぐるみやお菓子,雑貨などオリジナルグッズがたくさん!お土産用にも,自分用にもほしくなっちゃうグッズばかり。

  

のとじま水族館の飼育員さんにインタビュー

今回インタビューにお答えいただいたのは,のとじま水族館の魚類・海獣チームの「めがね係長」さん!

のとじま水族館公式サイトより

Q.のとじま水族館のジンベエザメの魅力は?

入館していきなりメイン!当館最大の水槽です。水槽の周りを回りながら下ることでさまざまな角度からジンベエザメを見ることができます。水槽上部,水面がオープンになっているのも当館の特徴です。

Q.ジンベエザメのここがかわいい!かっこいい!

大きな体,口とは対照的にとても目が小さいところ。近くに泳いできたときにはぜひ,キュートな瞳を見てほしいです。

Q.ジンベエザメの楽しみ方は?

普段はゆっくりと泳いでいますが,1日2回のエサの時間では積極的な泳ぎを見せ,大きな口で水ごとエサを飲み込む姿は迫力満点!また,飼育員がエサを与えている姿も見ることができます。

Q.ジンベエザメ飼育裏話は?

現在,2匹のジンベエザメを飼育しています。エサを与えるとき,1匹に一人の飼育員が付きエサを与えます。ジンベエザメ以外の魚にも同時にエサを与えるので,3人がかりの仕事になります。ジンベエザメの泳ぎや吸い込むタイミングとしっかり合わせないと,エサをほかの魚に取られたり,エサが水底に落ちていくことがあるので,用意したエサをロスなく,与えるのにはちょっとしたコツが必要です。

ジンベエザメNEWS in のとじま水族館

「ジンベエザメウェルカムイベント」開催中!

のとじま水族館では,11月5日(土)~11月27日(日)の期間で,2匹の新しいジンベエザメの愛称を募集中!詳しくは公式サイトをチェック。

https://www.notoaqua.jp/news/960

世界最大のお魚の名付け親になれる貴重なイベント。命名者には記念品の贈呈も。館内で,2匹にぴったりの名前をつけてあげましょう!

※新しいジンベエザメは,今年の9月29日にやってきました(「新たなジンベエ2匹元気に泳ぐ のとじま水族館、入れ替え完了」:https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/867005

11月5日(土)~12月4日(日)の土曜日・日曜日・祝日は中学生以下のお子様の入場が無料となります!

文章・画像・映像/名月子店(めいげつこてん)

LATEST ARTICLES

安佐動物園のゾウ3頭は全員貴重!アフリカゾウのオスの現状と、マルミミゾウの繁殖、かつて日本...

前回の記事では、2属3種のゾウ(亜種含めると6種)の細かな違いについて解説しました。 今回は、その中でアフリカゾウとマルミミゾウを展示している「安佐動物公園」(広島県広島市)のゾウを紹...

【6種のゾウ】日本では全種に会える!見分け方を写真で解説。【アジアゾウ・アフリカゾウ・マル...

皆さんは「ゾウ」というとどんな姿を思い浮かべますか?大きくて、鼻が長くて、牙が生えていて…。 ゾウは大きく分けると3種類、亜種を含めると6種類もの種が存在するんですよ(絶滅した種を除く...

サンシャイン水族館でアオリイカの公開給餌を激写!模様が波打つイカ「コブシメ」も紹介。

サンシャイン水族館(東京都豊島区)ではさまざまなイベントが開催されますが、筆者は2023年6月、「アオリイカ」の公開給餌を目撃しました。 公開給餌が行われたのは、本館1階の「海...

雨の日のサンシャイン水族館。天空を見上げるペリカンとペンギン

今回は、「サンシャイン水族館」(東京都豊島区)でしか見られない生き物の展示方法を紹介します。 中でも屋外エリアの「マリンガーデン 天空の旅」では、まるで空を飛んでいるようなペンギン、高...

【多摩動物公園】インドサイ「ゴポン」とともにつくったトレーニング。その内容や目的に迫る!

今回は「東京都多摩動物公園」(東京都日野市)で行われているインドサイのトレーニングについて紹介します。 「インドサイ」といえば、硬い皮膚が特徴的で、体全体が鎧で覆われているように見える...

Most Popular

- Advertisment -

MAP

EVENT CALENDAR